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AntiCancer Japan

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AntiCancer Japanは、がん領域に特化した非臨床試験の受託会社。独自の腫瘍モデルや発光技術を活用し、GLP適用外の環境で柔軟に薬効評価を実施しています。医薬品や再生医療等製品に強みを持つ研究開発企業です。

AntiCancer Japanの非臨床試験の受託サービスの特徴

がん領域に特化した独自の腫瘍モデルを多数保有

AntiCancer Japanは、がんに特化した非臨床試験を専門に手がける受託研究機関。CDX(ヒトがん細胞株移植モデル)やPDX(患者由来腫瘍組織移植モデル)をはじめとした各種腫瘍モデルを豊富に保有し、治療薬候補の評価において実践的なデータ取得を支援しています。

また、発光・蛍光イメージングによるモニタリングや、併用療法・再発モデルなど、高度な試験設計にも柔軟に対応。抗がん剤の開発現場で求められるリアリティとスピードを兼ね備えた体制が整備されています。

GLPに縛られない探索研究向けの自由な試験設計

研究施設はGLP(優良試験所基準)には適合していませんが、そのぶん探索研究や初期スクリーニングにおける自由度の高い試験設計が可能です。

医薬品開発の初期段階では、試験の柔軟性やスピードが重視される場面も少なくありません。AntiCancer Japanでは、施設内に自社ラボを構え、研究者との直接対話による試験デザインや、ニーズに応じたモデルのカスタマイズできる環境が整備されています。GLP適合施設では難しいような試行的・探索的な試験も相談できる点が、開発初期段階における強みといえるでしょう。

少数精鋭による対話型支援と柔軟な対応力

大規模な試験機関ではなく、専門性の高い少人数体制を活かした密なコミュニケーションが特徴です。

クライアントの研究目的や試験条件を丁寧にヒアリングしたうえで、試験モデルや評価系の調整をきめ細かく実施。抗がん剤に特化して蓄積された知見があるため、汎用的な試験では得られにくい実践的なアドバイスも期待できます。

標準プロトコルではカバーできない、研究ごとの個別最適解を共に考えてくれる「伴走型の受託サービス」を提供しているパートナーです。

【非臨床試験の受託会社一覧】 ゼロから創薬か既存薬再開発か おすすめの受託会社2選

AntiCancer Japanが保有する病態モデル一例

CDX(Cell Line-Derived Xenograft)モデル

CDXモデルは、ヒトがん細胞株を免疫不全マウスに皮下または臓器内に移植することで作製される標準的な腫瘍モデルとして知られます。

AntiCancer Japanでは、がん研究に特化した技術力を活かし、多種類のヒトがん細胞株を保有。固形がんや白血病など、がん種ごとに最適なモデル選択が可能です。

腫瘍の発育スピードや薬剤応答性の再現性に優れ、抗がん剤の薬効評価、併用療法、投与経路の比較試験など幅広い研究での活用が可能。発光イメージングや蛍光イメージングを用いたリアルタイム観察にも対応しているため、治療効果の定量評価を高精度で行える点も特徴です。

参照元:AntiCancer Japan公式HP(http://www.anticancerjapan.com/research/index.html)

AntiCancer Japanの非臨床試験事例

がん治療薬の効果を可視化する蛍光・発光イメージング試験

がん治療薬の薬効評価において、AntiCancer Japanでは蛍光および発光タンパク質を発現させた腫瘍細胞を使用し、マウス体内での腫瘍形成や治療効果の可視化に実現。治療後の腫瘍退縮や再増殖などの経時的変化を、イメージングシステムで非侵襲的に評価することが可能となりました。

皮下腫瘍モデルだけでなく、腹腔・膀胱・脳・肝・肺・骨などの部位に移植した腫瘍にも適用可能。さまざまながん種における動態把握が可能です。

参照元:AntiCancer Japan公式HP(http://www.anticancerjapan.com/research/index.html)

AntiCancer Japanの企業情報

会社所在地千葉県印旛郡栄町竜角寺台2丁目23番地-5
電話番号0476-77-8555
公式サイトhttp://www.anticancerjapan.com/index.html
【目的・課題別】
技術力・専門性・実績のある
非臨床試験の受託サービスおすすめ3選

新薬開発において、非臨床試験の質と効率は、臨床成功率やコスト、スピードに直結します。特に近年では、「ヒト外挿性の高いデータ」「国際申請に通用する信頼性」「創薬初期での的確な絞り込み」といったニーズが高まり、CRO(医薬品開発受託機関)選びにも戦略性が求められるようになりました。
本記事では、非臨床の目的ごとにおすすめの3社を厳選して紹介していきます。

薬効薬理試験
未知の病態モデルを再現し
探索から臨床志向の薬効評価
SMCラボラトリーズ
SMCラボラトリーズ
引用元:SMCラボラトリーズ公式サイト(https://www.smccro-lab.com/jp/)
  • 未知の病態モデルを特許技術のマウスで再現・作製。マウスを使用した新規病態モデル開発に取り組んでおり、なかでも肝臓病や線維化領域で実績を重ねる。
  • がん・炎症・代謝性疾患など、多様な疾患モデルを自社で確立・運用。探索段階から臨床志向の薬効評価に対応可能。評価系や投与方法などを個別に設計し、研究者とディスカッションしながら試験プランを構築可能
  • 小ロット対応や技術的な相談体制が整っており、ベンチャー・研究機関でも利用しやすい。
安全性試験
FIH申請に向けた安全性評価を
一括対応できる
labcorp
(ラボコープ・ドラッグデベロップメント)
labcorp
引用元:labcorp公式サイト(https://jp.labcorp.com/)
  • FDA・EMA・PMDAなどの国際規制に対応したGLP試験体制を完備。ICHガイドラインに準拠した信頼性保証付きのデータを取得可能で、各国当局への申請を見据えた試験設計が可能。
  • SEG I–III や 2年間毒性など、発がん性・生殖毒性を含む長期試験にも対応する高度な専門性を有する。
  • FIHを見据えた毒性・TK・安全性薬理の一括設計・受託が可能。初回ヒト投与までの非臨床試験全体を効率よく外注化できる。グローバル創薬を進める企業にとって、コスト・リスクを抑えながら進められる体制を整える。
薬物動態試験
高精度バイオアナリシスで
臨床を見据えたPK/PD評価
フェニックスバイオ
フェニックスバイオ
引用元:フェニックスバイオ公式サイト(https://phoenixbio.co.jp/)
  • ヒト肝細胞を有するPXBマウス®を用いた薬物動態・肝代謝評価に対応。ADMEや薬物相互作用など、ヒト外挿性の高いデータを取得可能。
  • LC-MS/MSを活用した高感度なバイオアナリシスにより、血中濃度測定・代謝物同定・定量バリデーションまで一貫対応
  • 薬物動態・肝毒性・安全性を包括的に評価できる統合試験体制を構築。中分子・核酸医薬などの特殊モダリティにも柔軟に対応可能。肝代謝が開発上のボトルネックとなる化合物や、臨床導出に向けた濃度評価が重要な案件でも、定量性と再現性に優れた試験系を提供