医薬品・再生医療等製品の非臨床試験を受託するハムリー。GLP準拠・AAALAC完全認証の自社施設を有し、探索研究から安全性試験・薬物動態まで一貫対応する受託専門機関として活動しています。各種疾患モデルに精通し、試験設計段階からの支援にも強みを持ちます。
非臨床試験の中核をなす薬効薬理試験、安全性試験、薬物動態試験の3領域すべてを自社で受託。糖尿病や自己免疫疾患、パーキンソン病など、各種疾患モデル動物を用いた薬効評価に対応しています。
GLP準拠のもと、毒性試験や遺伝毒性試験などの安全性評価も実施し、薬物の吸収・分布・代謝・排泄(ADME)に関する薬物動態試験にも対応。試験設計からデータ解析、報告書作成まで一貫した体制で、クライアントの要望に応じた柔軟な試験サービスを提供しています。
GLPに完全適合していることに加え、国際的な実験動物ケア評価認証機関であるAAALAC Internationalの完全認証も取得済み。科学的信頼性と動物福祉を両立させることで、国内外の規制当局や製薬企業からも高い信頼を獲得しています。
基準への準拠はもとより、自律的な品質管理体制も同社の文化。高品質かつ安全性の高い試験環境が確保されています。
STZ(ストレプトゾトシン)誘発によるI型糖尿病モデルをはじめ、各種疾患に対応した多彩なモデル動物を保有。これら多彩なモデル動物を通じ、特定の疾患に対する高精度な薬効評価へとつなげています。
たとえば糖尿病モデルでは、血糖値やインスリン分泌量の変化など多面的な評価指標を容易。候補化合物の有効性や作用機序を詳細に検証することが可能です。
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ストレプトゾトシン(STZ)を用いて誘発するI型糖尿病カニクイザルモデルを保有し、薬効薬理試験に活用。糖尿病モデルとして、血糖値の変化やインスリン分泌量の測定など、複数の評価指標に基づいた詳細な薬効評価が可能です。
長期飼育による同一個体の継続的な探索的試験や、新たな試験系構築の支援も提供していることから、創薬研究や疾患メカニズム研究において高精度なデータ取得が可能。ELISAやリアルタイムPCR、FACSなどによるサンプル解析にも対応しています。
参照URL:
https://www.hamri.co.jp/medicinal-effect
マイクロミニピッグを用いたSTZ誘発型I型糖尿病モデルの作製、および経時的血糖測定の研究事例を発表。ポスター発表では、持続式グルコースセンサーを皮下留置し、糖尿病の進展をリアルタイムに追跡する手法を検討した内容が紹介され、新たな糖尿病モデルの評価ツールとして創薬研究に資する試験設計となっています。
社外発表として記録された非臨床CROとしての実試験経験を示す貴重な事例といえます。
参照URL:
https://www.hamri.co.jp/seminar02
会社所在地 | 茨城県古河市尾崎2638-2 |
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電話番号 | 0280-76-4477 |
公式サイト | https://www.hamri.co.jp/ |
新薬開発において、非臨床試験の質と効率は、臨床成功率やコスト、スピードに直結します。特に近年では、「ヒト外挿性の高いデータ」「国際申請に通用する信頼性」「創薬初期での的確な絞り込み」といったニーズが高まり、CRO(医薬品開発受託機関)選びにも戦略性が求められるようになりました。
本記事では、非臨床の目的ごとにおすすめの3社を厳選して紹介していきます。