浜松ファーマリサーチは、主に非ヒト霊長類(NHP)を用いた非臨床試験に特化した創薬支援企業です。ここでは、浜松ファーマリサーチの非臨床試験の特徴や病態モデル一例、事例などを詳しく紹介します。非臨床試験を請け負う代理店を選ぶ際の参考にしてください。
ヒトに最も近い実験動物であるカニクイザルなどの非ヒト霊長類(NHP)を用いた非臨床試験に特化しています。従来のマウス等小動物では克服できなかった「ヒトとの種差」の壁を乗り越え、ヒトでの有効性予測精度を大幅に高めることを可能にしました。特に中枢神経系疾患や難病など、ヒトに近いモデルが求められる領域で高い信頼性を発揮しています。
浜松医科大学と連携し、同大学独自の「PIT法」や独自開発・既存の病態モデルを活用した高精度な非臨床試験を実施しています。滲出型・萎縮型加齢黄斑変性、変形性膝関節症、抗がん剤誘発神経因性疼痛、脳梗塞、パーキンソン病など、幅広い疾患領域に対応できます。得られたデータは、候補物質の有効性が認められない場合でも、今後の研究開発に資する貴重な情報として活用されています。
霊長類のハンドリング技術に長けた専門研究者が多数在籍し、非ヒト霊長類を用いた試験分野で高い競争力を持っています。また、試験前日のプロトコール変更にも柔軟に対応するなど、顧客ニーズに即応できる体制です。国際的な動物福祉基準であるAAALACの完全認証を取得しており、倫理面・安全面でも高い水準を維持しています。
公式サイトに受託会社情報が記載されていませんでした。
小動物およびサルを用いた実験的局所脳虚血モデル(急性期/慢性期)、パーキンソン病モデルの研究開発に力を入れています。脳梗塞急性期・慢性期モデルとして、中大脳動脈(MCA)血栓モデルや永久閉塞モデル、一過性閉塞モデル、塞栓モデルを保有し、梗塞サイズの定量や各種機能評価をおこないます。パーキンソン病モデル(サル)として、MPTP全身投与モデルとMPTPヘミパーキンソン病モデルを保有しています。
PITモデル(Photochemical Induced Thrombosis)をはじめ、様々な血栓モデルを開発しています。バルーン傷害による壁在血栓の作製、超音波診断装置やMRIによる画像診断技術を用いた定量評価が可能です。
非臨床試験の「薬効薬理試験」に事業領域を特化して研究活動を精力的に行っている企業です。
会社所在地 | 静岡県浜松市浜名区新都田1-3-7 |
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電話番号 | 053-543-4543 |
公式サイト | https://www.hpharma.jp/ |
新薬開発において、非臨床試験の質と効率は、臨床成功率やコスト、スピードに直結します。特に近年では、「ヒト外挿性の高いデータ」「国際申請に通用する信頼性」「創薬初期での的確な絞り込み」といったニーズが高まり、CRO(医薬品開発受託機関)選びにも戦略性が求められるようになりました。
本記事では、非臨床の目的ごとにおすすめの3社を厳選して紹介していきます。