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メディフォード

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メディフォードは、薬事承認申請用の各種安全性試験、薬効薬理試験、薬物動態試験まで幅広いサービスを展開している企業です。ここでは、メディフォードの非臨床試験の特徴や病態モデル一例、事例などを詳しく紹介します。受託会社を選ぶ際の参考にしてください。

メディフォードの非臨床試験の受託サービスの特徴

幅広い試験メニュー

薬効薬理試験、安全性試験、薬物動態試験など、多様な非臨床試験を提供しています。臨床フェーズへの移行・規制当局対応までトータルにサポートすることが可能です。プロジェクトマネジメント制、探索スクリーニングや新規モダリティ評価に柔軟な対応ができます。

さまざまな専門家が在籍

JSTPやJCVP認定の専門家が在籍し、高品質なデータを提供しています。さらに、獣医師、薬剤師、実験動物技術者、JSOT認定トキシコロジストといった専門家も在籍。新規モダリティや新規製品の評価に関しても、新規評価系の立ち上げも含め対応可能です。

動物福祉への配慮

動物実験の3R(Replacement, Reduction, Refinement)原則に基づき、動物福祉に配慮した試験を実施しています。マイクロサンプリング技術を導入し、少量の血液サンプルで薬物濃度測定を実施。使用動物数を削減するといった取り組みです。AAALAC Internationalから完全認証を受けています。

メディフォードが保有する病態モデル一例

病気を治す薬を開発するには、治したい病気を発症した実験動物に対して新薬をテストし、効果のある成分を見つけ出してから臨床試験に臨むのが重要です。

しかし、治したい病気を発症する動物モデルが存在するとは限りません。もしまだ世に無い場合は、場合によっては新規開発してもらう必要もあります。ここでは、同社が保有している動物の病態モデルについて一例をご紹介しています。

LPS誘発うつ病モデル

リポポリサッカライド(LPS)を投与することにより、作製されたうつ病モデルマウスです。マウスを用いて、強制水泳やテールサスペンションの無動時間を指標として、薬の抗うつ効果を評価する際に役立ちます。

脳卒中後疼痛モデル

脳卒中後の後遺症のひとつである脳卒中後中枢性疼痛は、痛みが永続的に続くことがあり、著しいQOLの低下がある病態です。SDラットの視床後外側腹側核に、コラゲナーゼⅣを微量注入することで、脳出血を誘発し、CPSPモデル作製します。

メディフォードの非臨床試験事例

神経因性疼痛モデルの作製

神経因性疼痛とは、物理的傷害による末梢・中枢神経の障害や、機能的障害によって発症する慢性疼痛疾患です。メディフォードでは、Bennett(足底熱刺激、足底機械刺激、冷感刺激)、Chung(足底熱刺激、足底機械刺激)、Selzter(足底熱刺激、足底機械刺激)モデルにおいて豊富な薬効薬理試験の実績があり、安定したモデルの作製が可能です。

農薬GLPに準拠した皮膚透過性試験

In vitro皮膚透過性試験とは、ヒトや実験動物の皮膚を用いて、被験物質の皮膚透過性や皮膚移行性をin vitroで評価した薬物動態試験です。In vivo(ラット)での経皮投与試験と組み合わせ、ヒトin vivoでの経皮吸収率を推定することも可能です。再評価を含む農薬登録に必要となる試験成績は、農薬GLP基準下で取得しています。

参照元:メディフォード公式サイトhttps://www.mediford.com/service/non-clinical_studies/pharmacokinetics/

メディフォードの企業情報

長年の非臨床研究実績をもとに、メディカルライティング業務や、医薬品の薬効薬理試験で使用する多様な病態モデルを応用した試験を受託している企業です。

会社所在地 東京都板橋区清⽔町36-1
電話番号 03-5943-9270
公式サイト https://www.mediford.com/
【目的・課題別】
技術力・専門性・実績のある
非臨床試験の受託サービスおすすめ3選

新薬開発において、非臨床試験の質と効率は、臨床成功率やコスト、スピードに直結します。特に近年では、「ヒト外挿性の高いデータ」「国際申請に通用する信頼性」「創薬初期での的確な絞り込み」といったニーズが高まり、CRO(医薬品開発受託機関)選びにも戦略性が求められるようになりました。
本記事では、非臨床の目的ごとにおすすめの3社を厳選して紹介していきます。

薬効薬理試験
未知の病態モデルを再現し
探索から臨床志向の薬効評価
SMCラボラトリーズ
SMCラボラトリーズ
引用元:SMCラボラトリーズ公式サイト(https://www.smccro-lab.com/jp/)
  • 未知の病態モデルを特許技術のマウスで再現・作製。マウスを使用した新規病態モデル開発に取り組んでおり、なかでも肝臓病や線維化領域で実績を重ねる。
  • がん・炎症・代謝性疾患など、多様な疾患モデルを自社で確立・運用。探索段階から臨床志向の薬効評価に対応可能。評価系や投与方法などを個別に設計し、研究者とディスカッションしながら試験プランを構築可能
  • 小ロット対応や技術的な相談体制が整っており、ベンチャー・研究機関でも利用しやすい。
安全性試験
FIH申請に向けた安全性評価を
一括対応できる
labcorp
(ラボコープ・ドラッグデベロップメント)
labcorp
引用元:labcorp公式サイト(https://jp.labcorp.com/)
  • FDA・EMA・PMDAなどの国際規制に対応したGLP試験体制を完備。ICHガイドラインに準拠した信頼性保証付きのデータを取得可能で、各国当局への申請を見据えた試験設計が可能。
  • SEG I–III や 2年間毒性など、発がん性・生殖毒性を含む長期試験にも対応する高度な専門性を有する。
  • FIHを見据えた毒性・TK・安全性薬理の一括設計・受託が可能。初回ヒト投与までの非臨床試験全体を効率よく外注化できる。グローバル創薬を進める企業にとって、コスト・リスクを抑えながら進められる体制を整える。
薬物動態試験
高精度バイオアナリシスで
臨床を見据えたPK/PD評価
フェニックスバイオ
フェニックスバイオ
引用元:フェニックスバイオ公式サイト(https://phoenixbio.co.jp/)
  • ヒト肝細胞を有するPXBマウス®を用いた薬物動態・肝代謝評価に対応。ADMEや薬物相互作用など、ヒト外挿性の高いデータを取得可能。
  • LC-MS/MSを活用した高感度なバイオアナリシスにより、血中濃度測定・代謝物同定・定量バリデーションまで一貫対応
  • 薬物動態・肝毒性・安全性を包括的に評価できる統合試験体制を構築。中分子・核酸医薬などの特殊モダリティにも柔軟に対応可能。肝代謝が開発上のボトルネックとなる化合物や、臨床導出に向けた濃度評価が重要な案件でも、定量性と再現性に優れた試験系を提供