疾患モデルを用いた非臨床試験において、病理組織学的評価を専門に受託している札幌総合病理研究所。各種臓器や疾患に対応した詳細なスコアリング評価に定評があります。
病理組織標本の作製において、HE染色はもちろん、40種類以上の特殊染色や200種類以上の一次抗体を用いた免疫染色に対応。固定臓器や凍結ブロックからの標本作製も可能で、未染色標本や定量的な画像解析(陽性細胞数・面積の計測)にも対応しています。
非GLPからGLP試験まで、さまざまな研究段階でのニーズに柔軟に応えています。
医薬品GLPにおいて30年以上にわたりA評価(現在は「適合」評価)を継続。医療機器GLPや化学物質GLPへの適合評価も取得済みで、幅広い分野の安全性試験・毒性試験に対応しています。
GLP基準に準拠した検査体制と実績により、信頼性の高い非臨床試験サービスを提供しています。
大学・製薬企業・研究機関など多様な研究者から依頼を受け、基礎研究や薬効薬理試験での病理検査に多数対応。陽性細胞のカウントやスコア評価、画像解析などの細やかな分析サービスも提供しています。
疾患モデルの組織学的評価も可能。小ロットや非GLP試験などにも柔軟に対応できる点も札幌総合病理研究所の強みのひとつです。
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コリンメチオニン欠損(MCD)モデルとは、肝疾患領域で活用されるNASHモデルのひとつ。HE染色により脂肪化、小葉内炎症、風船様変性(ballooning)のそれぞれをスコア化し、NAFLD活動度スコア(NAS)として数値化します。
アザン染色などを用いた線維化stagingにより、肝硬変の進行度まで評価することも可能。病態の再現性が高く、非臨床試験における薬効評価に広く応用されています。
参照URL:https://www.sgpl.co.jp/d_efficacy.html
腎疾患から皮膚疾患、神経変性疾患に至るまで、幅広い疾患モデルを対象とした病理組織学的評価試験に対応しています。
たとえば、上記のNASHモデルではNAFLD活動度スコア(NAS)と線維化ステージの組み合わせにより、脂肪化や線維化の進行度を詳細に分析。関節炎モデルでは、骨破壊や軟骨消失、滑膜肥厚などの病態をgrading評価し、治療薬の効果判定に活用しています。免疫染色や画像解析を用いた定量評価も可能です。
参照:https://www.sgpl.co.jp/d_efficacy.html
会社所在地 | 北海道札幌市中央区南12条西18丁目3-17 |
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電話番号 | 011-563-6215 |
公式サイト | https://www.sgpl.co.jp/index.html |
新薬開発において、非臨床試験の質と効率は、臨床成功率やコスト、スピードに直結します。特に近年では、「ヒト外挿性の高いデータ」「国際申請に通用する信頼性」「創薬初期での的確な絞り込み」といったニーズが高まり、CRO(医薬品開発受託機関)選びにも戦略性が求められるようになりました。
本記事では、非臨床の目的ごとにおすすめの3社を厳選して紹介していきます。