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チャールズ・リバー・ラボラトリーズ

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チャールズ・リバー・ラボラトリーズは、創薬支援から非臨床試験、製造支援に至るまで一貫したサービスを提供するグローバルな受託研究機関(CRO)。豊富な疾患モデルや最新技術を活用し、自社内ラボで各種の非臨床試験に対応しています。

チャールズ・リバー・ラボラトリーズの非臨床試験の受託サービスの特徴

多様な疾患モデルとモダリティに対応した非臨床評価体制

がん、代謝性疾患、肝疾患などの主要な疾患領域に対し、豊富な疾患モデルを用いた薬効や毒性の評価が可能です。

特に近年注目されているmRNAや低分子、細胞・遺伝子治療など、多様なモダリティに対応できる柔軟な評価体制を整備。標準化された試験系とカスタム対応を組み合わせることで、医薬品の特性に応じた精度の高い非臨床試験を提供しています。

グローバル企業らしい充実の体制により、開発初期から臨床移行まで一貫して支援できる点が強みです。

リアルタイム共有と仮想対照群による試験効率化

チャールズ・リバーでは、Apollo™と呼ばれる独自プラットフォームを活用し、非臨床試験のリアルタイムデータをオンラインで共有。開発企業は場所を問わずタイムリーな意思決定が可能です。

また、過去の豊富な試験データを活用した「仮想対照群(VCG)」の導入により、倫理性に配慮しながら動物使用数を最適化。迅速かつ効率的に安全性評価を進めることができる仕組みが整備されています。

CiPA準拠試験とGLP体制による信頼性の高い心毒性評価

ヒトiPS細胞由来心筋細胞を用いたin vitro評価をはじめとするCiPA準拠の安全性試験を実施。特にhERG阻害試験や心電図評価など、心毒性リスクのスクリーニング体制は早期に確立済みです。

また、GLP(優良試験所基準)に準拠した厳格な管理のもと、データの信頼性と再現性を担保。神経毒性や肝毒性など幅広い毒性評価にも対応し、早期段階でのリスク評価と臨床移行の判断を支援します。

【非臨床試験の受託会社一覧】 ゼロから創薬か既存薬再開発か おすすめの受託会社2選

チャールズ・リバー・ラボラトリーズが保有する病態モデル一例

Diet‑Induced Obesity(DIO:高脂質食誘導性肥満モデル)

DIOモデルを通じ、高脂質食を投与したマウスやラットを用いて体重増加や体組成変化、代謝症候群を再現。肥満が引き起こすインスリン抵抗性や脂質異常、炎症反応などを評価することで、肥満および2型糖尿病治療薬候補のin vivoスクリーニングや作用機序解析へとつなげます。

体重・脂肪・代謝系バイオマーカーを包括的に解析するため、創薬の初期意思決定に大きく貢献します。

参照URL:https://www.criver.com/products-services/discovery-services/pharmacology-studies/cardiovascular-metabolic-disease-models/diet-induced-obesity-models

チャールズ・リバー・ラボラトリーズの非臨床試験事例

糖尿病・高血圧・腎疾患などに対応した疾患モデル動物を用いた非臨床試験

高脂質食により肥満を誘導したDIOモデルマウスを用い、ある候補化合物の投与による血糖・インスリン感受性・脂質代謝への影響を8週間にわたって評価。週ごとの体重・血液バイオマーカー測定に加え、内臓脂肪量や炎症関連遺伝子の発現解析も実施しました。

肥満関連病態に対する薬効と安全性の初期スクリーニングに有効なアプローチとして、複数の開発案件に展開されています。

参照URL:chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://azupcriversitestorage01.blob.core.windows.net/storage-account-container/resources/rm_rm_d_animal_models_of_disease.pdf?utm_source=chatgpt.com

チャールズ・リバー・ラボラトリーズの企業情報

会社所在地神奈川県横浜市港北区新横浜3‑17‑6 イノテックビル11階
電話番号045‑474‑9350
公式サイトhttps://www.criver.com/
【目的・課題別】
技術力・専門性・実績のある
非臨床試験の受託サービスおすすめ3選

新薬開発において、非臨床試験の質と効率は、臨床成功率やコスト、スピードに直結します。特に近年では、「ヒト外挿性の高いデータ」「国際申請に通用する信頼性」「創薬初期での的確な絞り込み」といったニーズが高まり、CRO(医薬品開発受託機関)選びにも戦略性が求められるようになりました。
本記事では、非臨床の目的ごとにおすすめの3社を厳選して紹介していきます。

薬効薬理試験
未知の病態モデルを再現し
探索から臨床志向の薬効評価
SMCラボラトリーズ
SMCラボラトリーズ
引用元:SMCラボラトリーズ公式サイト(https://www.smccro-lab.com/jp/)
  • 未知の病態モデルを特許技術のマウスで再現・作製。マウスを使用した新規病態モデル開発に取り組んでおり、なかでも肝臓病や線維化領域で実績を重ねる。
  • がん・炎症・代謝性疾患など、多様な疾患モデルを自社で確立・運用。探索段階から臨床志向の薬効評価に対応可能。評価系や投与方法などを個別に設計し、研究者とディスカッションしながら試験プランを構築可能
  • 小ロット対応や技術的な相談体制が整っており、ベンチャー・研究機関でも利用しやすい。
安全性試験
FIH申請に向けた安全性評価を
一括対応できる
labcorp
(ラボコープ・ドラッグデベロップメント)
labcorp
引用元:labcorp公式サイト(https://jp.labcorp.com/)
  • FDA・EMA・PMDAなどの国際規制に対応したGLP試験体制を完備。ICHガイドラインに準拠した信頼性保証付きのデータを取得可能で、各国当局への申請を見据えた試験設計が可能。
  • SEG I–III や 2年間毒性など、発がん性・生殖毒性を含む長期試験にも対応する高度な専門性を有する。
  • FIHを見据えた毒性・TK・安全性薬理の一括設計・受託が可能。初回ヒト投与までの非臨床試験全体を効率よく外注化できる。グローバル創薬を進める企業にとって、コスト・リスクを抑えながら進められる体制を整える。
薬物動態試験
高精度バイオアナリシスで
臨床を見据えたPK/PD評価
フェニックスバイオ
フェニックスバイオ
引用元:フェニックスバイオ公式サイト(https://phoenixbio.co.jp/)
  • ヒト肝細胞を有するPXBマウス®を用いた薬物動態・肝代謝評価に対応。ADMEや薬物相互作用など、ヒト外挿性の高いデータを取得可能。
  • LC-MS/MSを活用した高感度なバイオアナリシスにより、血中濃度測定・代謝物同定・定量バリデーションまで一貫対応
  • 薬物動態・肝毒性・安全性を包括的に評価できる統合試験体制を構築。中分子・核酸医薬などの特殊モダリティにも柔軟に対応可能。肝代謝が開発上のボトルネックとなる化合物や、臨床導出に向けた濃度評価が重要な案件でも、定量性と再現性に優れた試験系を提供