クラウンバイオサイエンスは、自社で病態モデルや研究施設を保有する非臨床試験の受託企業。がん免疫や代謝疾患など多領域に対応し、創薬研究を多面的に支援しています。アジア・欧米を含むグローバル企業です。
HuGEMM™およびHuCELL™などのヒト標的をknock-inしたヒト化マウスモデルを使用し、免疫チェックポイント阻害剤や二重特異性抗体、ADCなどの免疫療法薬によるon-targetおよびoff-targetの複雑な毒性(irAE)をin vivoで評価。同一動物種内で有効性と毒性を同時に測定できるため、治療指数の決定に優れ、迅速かつ信頼性の高いデータ提供を実現しています。
げっ歯類を用いた安全性薬理試験において、血圧や心拍数、血糖値などをラジオテレメトリーやDSIの遠隔測定装置により連続的・長期的にモニタリングすることが可能。心血管や代謝、腎機能などの変動を正確に捉え、化合物による副作用の全体像を包括的に解析します。
4週間程度の長期追跡も可能で、安全性プロファイルの信頼性を強化しています。
低分子から高分子薬剤まで対応するin vivo PKサービスでは、マウス、ラット、ウサギ、イヌ、NHP、ブタ、ヒトなど多様な生物種を用いて、静注、経口、腹腔内、皮下注、筋注などの複数の投与経路に対応。単回・反復・カセット投与やMTD試験、組織分布/排泄物解析まで含めたPKプロファイルを提供し、品質保証体制のもと高品質なデータを一貫して供給します。
【非臨床試験の受託会社一覧】 ゼロから創薬か既存薬再開発か おすすめの受託会社2選
Mi Xeno™ モデルは、PBMC(ヒト末梢血単核細胞)と細胞株由来異種移植(CDX)モデルを組み合わせ、ヒト免疫細胞を限定的に再構成することで、ヒト腫瘍微小環境内で免疫療法反応を評価できるユニークなin vivoプラットフォーム。部分的なヒト免疫系の再構成により、T細胞集団を介した実薬の有効性を迅速かつ費用対効果高く評価することが可能で、乳がん、結腸直腸がん、肺がん、リンパ腫、黒色腫など多数のがん種に対応します。
参照URL:
https://crownbio.jp/model-systems/in-vivo/mixeno
高周波(HF)超音波を利用したオルソトピック(原位置移植)モデルを確立し、肝臓や膵臓などをターゲットにした腫瘍の正確な導入とリアルタイム追跡を可能にしています。非侵襲で高解像度な2D・3D画像取得とあわせ、動物への負担軽減やスループットの向上により、迅速な試験遂行と再現性の高い腫瘍成長評価を実現しています。
参照URL:
https://www.crownbio.com/model-systems/in-vivo/orthotopic-models-with-ultrasound-imaging
会社所在地 | 東京都港区芝大門2-11-8 |
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電話番号 | 03-4363-1361 |
公式サイト | https://crownbio.jp/ |
新薬開発において、非臨床試験の質と効率は、臨床成功率やコスト、スピードに直結します。特に近年では、「ヒト外挿性の高いデータ」「国際申請に通用する信頼性」「創薬初期での的確な絞り込み」といったニーズが高まり、CRO(医薬品開発受託機関)選びにも戦略性が求められるようになりました。
本記事では、非臨床の目的ごとにおすすめの3社を厳選して紹介していきます。