丸紅ケミックスは、ウイルス安全性評価試験を中心に、非臨床試験の受託仲介を行う代理店型企業です。国内GLP適合施設と連携し、高品質な試験の実施を支援しています。
丸紅ケミックスが非臨床試験の受託窓口を担い、提携先であるラボコープやRIAS(一般財団法人生物科学安全研究所)との調整を一括対応。試験は国内だけではなく海外の提携機関でも実施されるものの、契約・依頼・報告までを国内で日本語対応できるため、英語での書類作成や時差によるコミュニケーション負荷を抑えることが可能です。
毒性・薬物動態・安全性薬理・がん原性など、非臨床開発のさまざまな試験領域、およびフェーズをカバー。リード最適化や初期候補化合物の選定支援など、創薬初期段階での評価にも対応しています。
スクリーニングからIND申請まで、一貫して支援できる体制を構築済み。試験設計の柔軟性と実施精度の高さも同社の特徴です。
提携先のラボコープでは、低分子医薬品に加え、バイオ医薬品、細胞・遺伝子治療薬、ワクチンなど次世代医薬品にも対応。高分子化合物に対しても適切な試験デザインを提案できるほか、GLP準拠の毒性試験やブリッジングスタディなど、国際的な承認申請を見据えた実績も豊富です。
とりわけ革新的モダリティに挑む企業にとっては、非常に頼もしいサポート体制です。
【非臨床試験の受託会社一覧】 ゼロから創薬か既存薬再開発か おすすめの受託会社2選
獣医師・薬剤師・臨床検査技師などの国家資格者や、農学・化学・生物学などの専門家が在籍する試験研究機関。約40年にわたり、動物用医薬品や飼料添加物、化学物質に関するGLP適合の毒性・安全性試験を中心に、微生物検査、薬効薬理試験、臨床試験など幅広い領域の試験を行っています。
狂犬病抗体検査では、日本で唯一の指定検査施設として認定。製薬企業や行政からの信頼も厚く、承認申請支援や学術活動にも力を入れています。
参照:https://www.riasbt.jp/pages/19/
ウイルス安全性を確認する非臨床試験として、生物由来製品に対するウイルスクリアランス試験を受託。ウイルス不活化および除去工程の有効性を評価することで、製品の品質と安全性を担保します。
試験は国内のGLP適合施設にて実施。各種ガイドラインに準拠した信頼性あるデータの取得が可能です。海外申請を見据えた報告書対応にも柔軟に対応しています。
参照
:https://www.marubenichemix.co.jp/service/copy_service_03.html
会社所在地 | 東京都千代田区神田美土代町7 住友不動産神田ビル7階、11階 |
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電話番号 | 03-4360-3400 |
公式サイト | https://www.marubenichemix.co.jp/index.html |
新薬開発において、非臨床試験の質と効率は、臨床成功率やコスト、スピードに直結します。特に近年では、「ヒト外挿性の高いデータ」「国際申請に通用する信頼性」「創薬初期での的確な絞り込み」といったニーズが高まり、CRO(医薬品開発受託機関)選びにも戦略性が求められるようになりました。
本記事では、非臨床の目的ごとにおすすめの3社を厳選して紹介していきます。