鎌倉テクノサイエンスは、東レの研究機関を母体に持つ非臨床試験の受託会社。GLPに適合した安全性評価体制のもと、薬効薬理・安全性・薬物動態などの各種試験を自社施設で実施しています。
神経系、循環器系、消化器系など多様な疾患領域をカバーする薬効薬理試験に対応。東レの医薬品研究で培われた評価技術をベースに、脳梗塞モデルや糖尿病モデル、アレルギー性皮膚炎モデルなど豊富な病態モデルを用いた試験を実施しています。
また、L-DOPA誘発モデルや起痒モデルなど、探索研究からPoC取得を支える評価系を多数構築。非臨床段階での柔軟な設計支援が期待できます。
医薬品、医療機器、食品添加物など幅広い物質に対応した安全性試験を実施。各種GLP(医薬品GLP、医療機器GLP、化審法GLP、OECD GLPなど)に準拠し、一般毒性・遺伝毒性・免疫毒性から生物学的安全性試験まで、豊富な経験と実績を有しています。
皮膚感作性・刺激性試験や発熱性試験など、医療機器分野のニーズに対応した評価も充実。試験の信頼性と規制適合性を兼ね備えた高品質なサービスです。
SCIEX QTRAP®6500などの高感度LC/MS/MSシステムを用い、生体試料中の薬物濃度分析を高精度で実施。CYP阻害・誘導試験や代謝安定性試験、PK試験、胆汁中排泄試験など、in vitro/in vivo 双方の薬物動態評価に対応可能です。
GLP・信頼性基準に準拠した分析に加え、代謝物解析や血液透析除去性評価も提供。放射性同位体を使わずに取得可能な高信頼データにより、安全性・有効性の見極めに貢献します。
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末梢神経の損傷によって生じる神経障害性疼痛を再現する「Chungモデル」は、疼痛に関連する新薬の評価に広く用いられている試験系。坐骨神経の一部を結紮することで、患側後肢における機械刺激過敏や熱刺激への反応性を測定でき、定量的な評価が可能です。
鎌倉テクノサイエンスでは、このChungモデルをはじめ、水浸疲労モデルや振戦モデルなど、複数の神経系病態モデルを保有。GLP準拠での試験実施にも対応しているため、信頼性の高いデータが提供されています。
参照URL:
https://www.kamakura-ts.co.jp/test/pharmacology/index.html
肺疾患領域における薬効評価として、代表的な「肺線維化モデル」を用いた薬理試験を実施しています。
動物に繰り返しブレオマイシンを投与することで線維化病態を誘導し、抗線維化薬の効果を定量的に検証。肺機能や組織病理、炎症マーカーの測定を通じて、薬剤の有効性を多角的に評価します。
GLP準拠での対応も可能で、信頼性あるデータでクライアントの医薬品開発をサポートしています。
参照URL:
https://www.kamakura-ts.co.jp/test/pharmacology/index.html
会社所在地 | 神奈川県鎌倉市手広六丁目10番1号 (東レ株式会社基礎研究センター) |
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電話番号 | 0467‒32‒9775 |
公式サイト | https://www.kamakura-ts.co.jp/ |
新薬開発において、非臨床試験の質と効率は、臨床成功率やコスト、スピードに直結します。特に近年では、「ヒト外挿性の高いデータ」「国際申請に通用する信頼性」「創薬初期での的確な絞り込み」といったニーズが高まり、CRO(医薬品開発受託機関)選びにも戦略性が求められるようになりました。
本記事では、非臨床の目的ごとにおすすめの3社を厳選して紹介していきます。