クリノは、実験動物メーカーと連携し、実験用ミニブタを用いた非臨床試験・検査をサポートしている企業です。ここでは、クリノの非臨床試験の特徴や病態モデル一例、事例などを詳しく紹介します。非臨床試験を請け負う代理店を選ぶ際の参考にしてください。
ヒトに近い条件・環境での試験が可能な「大動物」を用いた非臨床試験に強みがあります。特に、医薬品や医療機器の開発においては、ラットやマウスなどの小動物では再現できないヒトに近い反応や性能評価が求められるため、大動物試験が重要です。大動物試験は専用施設や専門知識、高コストなど多くのハードルが存在しますが、クリノは全国のネットワークを活かした試験コーディネートや飼養管理、さらにマイクロミニピッグ®の供給などを通じて、これらの課題をクリア。質の高い非臨床試験を実現しています。
幅広い国内ネットワークを活かし、試験のコーディネートだけでなく、動物の試験前・試験中・試験後の飼養管理まで一括して受託しています。専門的な施設や獣医学の知識が必要な大動物試験をワンストップでサポート可能です。研究者が煩雑な管理業務から解放されることで、効率的かつ高品質な試験実施を可能にしています。
世界最小クラスの国産マイクロブタ「マイクロミニピッグ®」を供給しています。独自の動物資源を活用することで、ヒトにより近い非臨床試験を実現しました。医薬品・医療機器の開発現場で高い評価を得ています。
6ヵ月齢で体重10kg未満・体長80cm未満と超小型で犬用ケージで飼育が可能な実験用ブタを独自開発しています。動脈硬化マイクロミニピッグや慢性腎不全マイクロミニピッグなどの病態モデルを保有しています。
公式サイトに事例が記載されていませんでした。
文部科学省のスーパーCOEプログラムのひとつとして2003年に発足した”東北大学先進医工学研究機構"(2008年終了)の研究チームです。
会社所在地 | 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-3 東北大学先端量子ビーム科学研究センター(RARIS)青葉山事業所コラボ棟 |
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電話番号 | 050-3716-5633 |
公式サイト | https://www.clino.org/ |
新薬開発において、非臨床試験の質と効率は、臨床成功率やコスト、スピードに直結します。特に近年では、「ヒト外挿性の高いデータ」「国際申請に通用する信頼性」「創薬初期での的確な絞り込み」といったニーズが高まり、CRO(医薬品開発受託機関)選びにも戦略性が求められるようになりました。
本記事では、非臨床の目的ごとにおすすめの3社を厳選して紹介していきます。