実験動物の供給とともに、GLP準拠の安全性試験や多様な病態モデルを用いた薬効評価など、非臨床試験を自社で受託している日本エスエルシー。動物作製から抗体作製まで、自社一貫で対応している受託会社です。
医薬品GLP省令および医療機器GLP省令に基づくin vitro/in vivoの安全性試験を受託。対象製品の規格基準(GMP、QMS)に則った各種試験にも対応し、細胞毒性試験・急性毒性試験・発熱性物質試験なども実施可能です。
GLP・非GLPを問わず柔軟に対応できる体制を整え、開発初期から実用化段階まで幅広いニーズに応えています。
STZ糖尿病や高脂血症、関節炎、肺線維化など多彩な疾患モデル動物を保有し、目的に応じた幅広い試験設計が可能。食餌性・外科処置・薬物処置など多様な病態モデルに加え、フェレットやウサギを用いた特殊試験も実施できる点も特徴です。
受託試験だけでなく、モデル動物そのものの供給にも対応しています。
実験動物の供給・繁殖だけでなく、薬効薬理・安全性・動態試験の支援から抗体作製に至るまで、研究開発に必要なプロセスを一貫して受託可能。ポリクローナル抗体やモノクローナル抗体などの作製に加え、脾細胞やPBMC採取といったオプションにも柔軟に対応しています。
委託者の研究目的やスケジュールに合わせて、必要な動物・技術・試験体制を一括で提供できる体制です。
【非臨床試験の受託会社一覧】 ゼロから創薬か既存薬再開発か おすすめの受託会社2選
「OSK-KI(C57BL/6-Tg(OSK-KI))」は、アミロイドβを産生するよう設計された遺伝子改変マウス。特許申請も行なわれ、再現性の高いアルツハイマー病モデルとして注目されています。
研究用途に応じて利用契約が必要なモデルとして、ヒト疾患モデル動物としての精度の高さ、応用範囲の広さは高く評価されています。
同社ではこれら高度な遺伝子改変動物を多く取り扱い、創薬や病態解明に向けた基盤支援を行っています。
参照:http://www.jslc.co.jp/animals/mouse.php
STZ糖尿病モデルや薬物誘発関節炎モデル、肺線維化モデルなど、多様な疾患モデル動物を活用した非臨床試験を実施。薬効薬理評価や薬物動態支援のほか、フェレットを用いた嘔吐試験や感染試験など、特殊動物による評価も可能です。
また、GLP適用試験や非GLP試験、免疫原性試験(抗体産生)なども幅広く対応。研究の目的や段階に応じて試験設計を柔軟に調整することが可能です。
参照:http://www.jslc.co.jp/service/tests.php
会社所在地 | 静岡県浜松市中央区湖東町3371番地の8 |
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電話番号 | 053-486-3155 |
公式サイト | http://www.jslc.co.jp/ |
新薬開発において、非臨床試験の質と効率は、臨床成功率やコスト、スピードに直結します。特に近年では、「ヒト外挿性の高いデータ」「国際申請に通用する信頼性」「創薬初期での的確な絞り込み」といったニーズが高まり、CRO(医薬品開発受託機関)選びにも戦略性が求められるようになりました。
本記事では、非臨床の目的ごとにおすすめの3社を厳選して紹介していきます。