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イナリサーチ

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イナリサーチは、医薬品のほか医療機器、再生医療等製品、農薬、化学物質などの開発に必要な非臨床試験を最新の規則に従って適正に実施している企業です。ここでは、イナリサーチの非臨床試験の特徴や病態モデル一例、事例などを詳しく紹介します。受託会社を選ぶ際の参考にしてください。

イナリサーチの非臨床試験の受託サービスの特徴

GLPに準拠し高い信頼性を持つ

医薬品、医療機器、農薬などの非臨床試験をGLPに準拠して実施しています。特に、薬効・薬理試験や安全性評価において高い信頼性を持ち、最新の規則に従った品質管理が行われています。中枢神経や眼科関連の特殊な薬効評価試験も実施できます

専門的な病態モデル

中枢神経や眼科関連の特殊な薬効評価試験を提供していて、多様な病態モデルを保有しています。治療対象となる疾患に対する新薬の効果を正確に評価できます。独自に開発したモデルなどもあり、肝疾患や線維化の研究に活用されています。

迅速な試験プロセス

スクリーニング段階から臨床試験(Phase I)に必要な一連の非臨床試験を最短8カ月で完了する体制が整っています。経験豊富な研究者がサポートし、迅速かつ効率的にデータを提供しています。

イナリサーチが保有する病態モデル一例

病気を治す薬を開発するには、治したい病気を発症した実験動物に対して新薬をテストし、効果のある成分を見つけ出してから臨床試験に臨むのが重要です。

しかし、治したい病気を発症する動物モデルが存在するとは限りません。もしまだ世に無い場合は、場合によっては新規開発してもらう必要もあります。ここでは、同社が保有している動物の病態モデルについて一例をご紹介しています。

腎臓摘出モデル

透析導入患者が増加している現状があり、腎不全モデル動物を作製し、その発症や進展機構とそれらに有効な治療薬について研究する必要があります。そこで、外科的に腎臓を部分的に摘出したモデルを使用した薬理試験が行われています。

糖尿病性腎炎モデル

糖尿病に長く罹患すると腎臓の濾過機能が低下し、糖尿病性腎炎に進行する。病変がさらに 進行すると浮腫や高血圧などを伴い、最後は人工透析へと移行します。腎症の治療薬開発を進めていくために、糖尿病性腎炎モデルを作製しています。

抗基底膜抗体糸球体腎炎モデル

糸球体腎炎の発症進展に役立つ病態モデルです。腎炎の発症・進展因子に関する情報が分子レベル、遺伝子レベルで研究できるようになりました。

イナリサーチの非臨床試験事例

公式サイトに事例が記載されていませんでした。

イナリサーチの企業情報

医薬品、食品、化学品、医療機器、各分野の安全性や有効性評価における特化領域を広げながら、独自性を高めている受託試験研究機関です。

会社所在地 長野県伊那市西箕輪2148-188
電話番号 0265-72-6616
公式サイト https://www.ina-research.co.jp/
【目的・課題別】
技術力・専門性・実績のある
非臨床試験の受託サービスおすすめ3選

新薬開発において、非臨床試験の質と効率は、臨床成功率やコスト、スピードに直結します。特に近年では、「ヒト外挿性の高いデータ」「国際申請に通用する信頼性」「創薬初期での的確な絞り込み」といったニーズが高まり、CRO(医薬品開発受託機関)選びにも戦略性が求められるようになりました。
本記事では、非臨床の目的ごとにおすすめの3社を厳選して紹介していきます。

薬効薬理試験
未知の病態モデルを再現し
探索から臨床志向の薬効評価
SMCラボラトリーズ
SMCラボラトリーズ
引用元:SMCラボラトリーズ公式サイト(https://www.smccro-lab.com/jp/)
  • 未知の病態モデルを特許技術のマウスで再現・作製。マウスを使用した新規病態モデル開発に取り組んでおり、なかでも肝臓病や線維化領域で実績を重ねる。
  • がん・炎症・代謝性疾患など、多様な疾患モデルを自社で確立・運用。探索段階から臨床志向の薬効評価に対応可能。評価系や投与方法などを個別に設計し、研究者とディスカッションしながら試験プランを構築可能
  • 小ロット対応や技術的な相談体制が整っており、ベンチャー・研究機関でも利用しやすい。
安全性試験
FIH申請に向けた安全性評価を
一括対応できる
labcorp
(ラボコープ・ドラッグデベロップメント)
labcorp
引用元:labcorp公式サイト(https://jp.labcorp.com/)
  • FDA・EMA・PMDAなどの国際規制に対応したGLP試験体制を完備。ICHガイドラインに準拠した信頼性保証付きのデータを取得可能で、各国当局への申請を見据えた試験設計が可能。
  • SEG I–III や 2年間毒性など、発がん性・生殖毒性を含む長期試験にも対応する高度な専門性を有する。
  • FIHを見据えた毒性・TK・安全性薬理の一括設計・受託が可能。初回ヒト投与までの非臨床試験全体を効率よく外注化できる。グローバル創薬を進める企業にとって、コスト・リスクを抑えながら進められる体制を整える。
薬物動態試験
高精度バイオアナリシスで
臨床を見据えたPK/PD評価
フェニックスバイオ
フェニックスバイオ
引用元:フェニックスバイオ公式サイト(https://phoenixbio.co.jp/)
  • ヒト肝細胞を有するPXBマウス®を用いた薬物動態・肝代謝評価に対応。ADMEや薬物相互作用など、ヒト外挿性の高いデータを取得可能。
  • LC-MS/MSを活用した高感度なバイオアナリシスにより、血中濃度測定・代謝物同定・定量バリデーションまで一貫対応
  • 薬物動態・肝毒性・安全性を包括的に評価できる統合試験体制を構築。中分子・核酸医薬などの特殊モダリティにも柔軟に対応可能。肝代謝が開発上のボトルネックとなる化合物や、臨床導出に向けた濃度評価が重要な案件でも、定量性と再現性に優れた試験系を提供