インビボサイエンスは、ヒト化マウスなどの疾患モデルを用いたin vivo薬効試験を受託する非臨床試験会社。モデル動物の繁殖から解析まで一貫対応し、基礎研究から臨床応用までを支援しています。
がんや心疾患、炎症性疾患などに対応したマウス・ラットの疾患モデルを用い、薬効評価を受託。特に心疾患モデルでは、MRIを用いた非侵襲的な心機能解析を実施するなど、治療候補化合物の効果を正確かつ定量的に評価できる体制を整えています。画像解析と疾患モデルの組み合わせにより、in vivo試験の精度と信頼性を高めた研究体制です。
高度な免疫不全マウス(NOGマウス)を用いたヒト化マウスモデルの提供が可能。ヒト免疫系細胞を再構築したマウスを用い、がん免疫療法などの非臨床評価をサポートしています。
PD-1阻害剤やCAR-T細胞など、各種の免疫療法の前臨床試験に対応できる点も大きな強み。生体内でのヒト免疫反応を再現できるため、臨床に近い形での薬効検証が期待されます。
各種疾患モデルに適したマウス・ラットなどを用意し、in vivo試験を一貫して受託。動物の飼育から投与・観察・解析までを自社ラボで実施しているため、モデル動物の選定から試験設計、評価までのトータルサポートが可能です。
がん、心疾患、関節炎などの幅広い領域に対応できる点も、受託サービス会社としての強みといえるでしょう。
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NOGマウスを活用した高度なヒト疾患モデルの構築・評価を実施。NOGマウスは免疫不全の度合いが非常に高く、ヒト細胞や組織の移植に適した実験動物です。
このモデルにより、がんや免疫疾患などのヒト疾患の病態をin vivoで再現。薬効評価や安全性評価が可能となります。
また、NOGマウスを用いたモデルは、患者由来の細胞や組織を使用するPDX(Patient-Derived Xenograft)研究にも応用されていることから、より臨床に近い前臨床試験が実現します。
参照URL:https://www.invivoscience.com/nog_mouse.html
Hu‑liver TK‑NOGマウスを活用した非臨床試験事例。このモデルは、重度免疫不全のTK‑NOGマウスにヒト由来肝細胞を移植し、ヒト肝臓を再構築した「ヒト化肝マウス」です。
ヒトアルブミンやヒトC3などの血清タンパク質が合成され、肝代謝酵素(CYP3A4など)もドナー由来と同程度に発現。ヒト薬物代謝や薬物動態、安全性(毒性)試験の高精度評価が可能となります。
参照URL:https://www.invivoscience.com/tk-nog_mouse.html
会社所在地 | 東京都目黒区東山一丁目2番7号 第44興和ビル3階 |
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電話番号 | 044-201-8518 |
公式サイト | https://www.invivoscience.com/ |
新薬開発において、非臨床試験の質と効率は、臨床成功率やコスト、スピードに直結します。特に近年では、「ヒト外挿性の高いデータ」「国際申請に通用する信頼性」「創薬初期での的確な絞り込み」といったニーズが高まり、CRO(医薬品開発受託機関)選びにも戦略性が求められるようになりました。
本記事では、非臨床の目的ごとにおすすめの3社を厳選して紹介していきます。