Certis Oncology Solutionsは、製薬会社やバイオテクノロジー企業の研究開発を請け負う非臨床CROです。ここでは、同社が提供する非臨床試験における受託サービスの特徴や、保有する病態モデル、非臨床試験の事例などを調査してまとめました。
Certis Oncology Solutionsは、CLIA認証を取得しています。CLIA認証は、アメリカで1988年に施行された法律で、臨床検査の品質を保証することを目的としています。現在ではアメリカ国内およびアメリカ向けの検査サービスをおこなう、すべての臨床検査室がこの認証を取得する必要があります。
Certis Oncology Solutionは、ライフサイエンス技術企業として、がん治療における精密医療の実現を目指しています。その中で、従来の非臨床モデルにおける臨床翻訳性の問題を解決するため、独自のプラットフォームである「Certis Oncology Intelligence®」を提供しています。Certis Oncology Intelligenceは、強力な予測的AIと高度な非臨床モデルを組み合わせることで、開発者による確度の高い意思決定をサポートできます。
がん治療の進歩に伴い、前臨床薬物開発はより一層の個別化やカスタマイズが求められるようになっていて、治験の目的を正確に反映できるモデルの選択が重要となっています。
このような状況から、目的に合わせたカスタムメイドのがんモデルを用いることで、開発を継続の判断がしやすくなり、膨大なモデル探索にかかる手間や時間の削減にもつながります。同社は、世界中で一般的に使用されている癌治療である放射線療法を含む、さまざまな臨床シナリオに対応するために、カスタムのin vitroおよびin vivoモデルを開発しています。
同社では、脳(GBM)や乳房、膵臓、肺、肉腫など幅広いがん種のオルソトピックPDX(O-PDX)モデルを保有しています。例えば、HER2+乳がん細胞株を脳に外科移植し、臨床で観察される乳がんから脳への転移を厳密に再現する転移モデルをカスタム開発する専門性を有しています。このように、同社はHER2+乳がんの脳定位移植転移モデルや、KRAS経路を標的とする薬剤評価のためのカスタムモデルの開発に強みを持っています。
特定の腫瘍モデルに対する治療効果について評価した有効性試験に関する事例が掲載されています。この例では、筋肉種(RMS)と診断された患者の腫瘍のO-PDXモデルを使用し、免疫不全マウスに移植した腫瘍モデルにて、10種類の治療薬の組み合わせを4週間試験しました。その結果、6種類の治療法にて腫瘍縮小が認められ、最も効果的な治療方法においては96.5%の腫瘍縮小を達成しています。対して治療なしの対象群においては腫瘍が約7倍に増加したという結果が得られています。
2016年に設立されたCertis Oncology Solutionsは、ライフサイエンス技術企業として、がん治療における精密医療の実現を使命としています。治療効果について説得力のあるエビデンスを提供するため、独自のプラットフォームである「Certis Oncology Intelligence®」を提供しています。
| 会社所在地 | 5626 Oberlin Drive, Suite 110, San Diego, CA 92121, United States |
|---|---|
| 電話番号 | 858-952-1820 |
| 公式サイト | https://certisoncology.com/ |
新薬開発において、非臨床試験の質と効率は、臨床成功率やコスト、スピードに直結します。特に近年では、「ヒト外挿性の高いデータ」「国際申請に通用する信頼性」「創薬初期での的確な絞り込み」といったニーズが高まり、CRO(医薬品開発受託機関)選びにも戦略性が求められるようになりました。
本記事では、非臨床の目的ごとにおすすめの3社を厳選して紹介していきます。