フランスに拠点を置くTransCure bioServicesは、ヒト免疫系を再構築したヒト化マウスモデルを特徴とするCROであり、フェニックスバイオと業務提携を行っています。こちらの記事では、TransCure bioServicesの特徴や保有している病態モデルなどの情報を調査してまとめました。
TransCure bioServicesは、革新的な専門知識と個別サポートを組み合わせることにより、新たな治療法の開発を行っている企業です。柔軟性と透明性を重視し、さらに高度なマウスモデルを活用しって、顧客の研究をサポートしています。
TransCure bioServicesは、免疫不全マウスにヒト造血幹細胞を移植することにより、ヒトの免疫系を再構築した独自のマウスモデルを保有している点が大きな特徴といえます。この点から、従来の動物モデルでは難しいとされてきた、ヒト特有の免疫応答について非臨床段階で評価が可能となっています。
同社は責任ある非臨床研究に取り組んでいる企業であり、2022年よりAAALAC(国際動物ケア評価認証協会)の認証を受けています。このことによって、動物実験における高い水準を保守しています。さらに、「3Rの原則(削減:Reduction、改善:Refinement、置き換え:Replacement)」を適用しており、高い品質の予測データを提供するため、厳密に必要な数のみの動物を使用。さらにできるかぎり良い条件のもとで飼育しています。
さらに、同社の動物実験委員会(IACUC)は高度な資格を持つ技術者や科学者、獣医師、動物福祉の専門家で構成。規制基準を超える生活環境と手順を確保しています。
機能的なヒト免疫系を備えた高度なトランスレーショナル・ヒト化マウスモデルを開発しています。高度な免疫不全マウスに異対して、ヒト臍帯血から生成されたCD34+造血細胞を移植することによって、ヒト特有の免疫療法の生体内(in vivo)評価を行うための強力なプラットフォームを提供しています。
その他、標準的な免疫不全および免疫正常マウスモデル二重ヒト化マウスモデル、ヒト化肝臓マウスモデルなどを保有しています。TransCure bioServicesは、「Nature Communications」に掲載されたArianna Moiani氏ら研究チームの成果に重要な貢献をしています。こちらの研究では、CD34+造血幹細胞を移植したヒト化マウスモデルを活用することによって鎌状赤血球症(SCD)を調査し、ヒトの病理をより正確に再現。この革新的な前臨床アプローチによって、ヘモグロビン疾患や関連する合併症を標的とした治療薬候補に関する評価について、より高い精度で行えるようになります。
同社はヒト化マウスモデルを用いた前臨床研究に特化しているフランスのCROです。さまざまな高度なマウスモデルを用いた前臨床研究において10年以上の経験を有している同社は、顧客の期待に応えるサポートを提供するために求められる専門的な知識や視点を備えています。
| 会社所在地 | Archamps Technopole, Bâtiment de l'Alliance, 74160 Archamps, France |
|---|---|
| 電話番号 | +33 (0)4 50 43 01 02 |
| 公式サイト | https://www.transcurebioservices.com/ |
新薬開発において、非臨床試験の質と効率は、臨床成功率やコスト、スピードに直結します。特に近年では、「ヒト外挿性の高いデータ」「国際申請に通用する信頼性」「創薬初期での的確な絞り込み」といったニーズが高まり、CRO(医薬品開発受託機関)選びにも戦略性が求められるようになりました。
本記事では、非臨床の目的ごとにおすすめの3社を厳選して紹介していきます。