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MD Biosciences

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MD Biosciencesは、30年以上の実績を持つ非臨床試験の受託研究機関(CRO)です。特に神経疾患や疼痛、炎症などの領域においてトランスレーショナルリサーチを支援し、医薬品開発に向けた信頼性の高いデータを提供しています。

ここでは、MD Biosciencesの非臨床試験の特徴や病態モデル一例、事例などを紹介します。

MD Biosciencesの非臨床試験の受託サービスの特徴

神経系疾患と疼痛領域における専門性の高い評価

MD Biosciencesは、神経疾患、疼痛、神経変性疾患などの非臨床試験に特化した受託サービスを提供しています。細胞を用いたin vitro試験から、げっ歯類および豚モデルを用いたin vivoの有効性試験まで幅広く対応しています。単なる行動評価にとどまらず、電気生理学、組織学的解析、バイオマーカー分析などの専門的な手法を組み合わせることで、開発中の候補化合物の作用機序と有効性を多角的に評価します。

臨床を見据えたトランスレーショナルリサーチの体制

同社は、創薬の初期段階から臨床試験への移行を見据えたトランスレーショナルリサーチに強みを持っています。ヒトの病態に近いブタを用いたトランスレーショナルモデルなどを活用し、より臨床的意義の高いデータを提供します。充実した設備を備えた研究施設には、専用の試験スペースや解析ラボが完備されており、4〜6週間のリードタイムで迅速かつ柔軟にカスタマイズされた試験プログラムを実施できる体制が整えられています。

MD Biosciencesが保有する病態モデル一例

同社は、神経科学・疼痛領域に特化した専門研究サイト「MDB Neurosciences(mdbneuro.com)」を運営しており、試験データや新しい事例を公開しています。本記事では、この専門サイトの知見を中心に、同社の非臨床試験の特徴や病態モデルを紹介します。

術後痛および神経ブロックモデル

疼痛領域の評価モデルとして、げっ歯類を用いたブレナン足底切開モデルや豚モデルなどの術後痛モデルを保有しています。これらは外科的な組織損傷を再現し、新たな鎮痛薬の有効性評価に用いられます。

また、坐骨神経へ直接投与が可能な神経ブロックモデルも提供しており、局所麻酔薬やイオンチャネル阻害薬のスクリーニングに対応しています。痛みに伴う行動変化と合わせて、運動および感覚誘発電位の測定を行うことが可能です。

参照:MDB Neurosciences(神経科学専門サイト)
https://www.mdbneuro.com/pain/preclinical-post-operative-pain-models

脳卒中および局所・全脳虚血モデル

脳卒中や虚血性疾患の研究に向けて、中大脳動脈閉塞(MCAO)モデルや4血管閉塞(4VO)による全脳虚血モデルを保有しています。MCAOモデルは中大脳動脈の血流を遮断し、ヒトの脳卒中で見られる局所的な脳損傷を再現します。

一方、4VOモデルは心停止やバイパス手術時の脳血流低下を模倣し、海馬の脳損傷や神経変性の評価に利用されます。これらのモデルを通じて、脳卒中に対する介入治療の非臨床データを取得します。

参照:MDB Neurosciences(神経科学専門サイト)
https://www.mdbneuro.com/ischemia/ischemic-stroke

MD Biosciencesの非臨床試験事例

ブタ術後疼痛モデルを用いた新規局所麻酔薬の長期鎮痛効果の評価

ブタを用いた2種類の術後疼痛モデル(切開モデルおよび坐骨神経ブロックモデル)において、新規の局所麻酔薬(開発候補化合物)の有効性をvon Frey法等により評価しました。その結果、当該化合物は用量依存的かつ持続的な作用を示しました。

切開モデルでは高用量で約120時間、神経ブロックモデルでは最長72時間まで効果が持続し 、従来の塩酸ブピバカインに対しそれぞれ3.5日および2.8日の鎮痛効果の延長が実証されました 。

参照:MDB Neurosciences(神経科学専門サイト)
https://www.mdbneuro.com/hubfs/2025%20Case%20Studies/Case%20Study_Rebel.pdf【PDF】

MOG誘発EAEマウスモデルにおける誘発電位を用いた神経損傷評価

本試験では、MOG誘発EAEマウスモデルを用いて、生体内の神経系損傷を評価する定量的マーカーとして運動・感覚誘発電位(MEP/SEP)を測定しました。

その結果、無症状または軽度の初期EAEマウスにおいて、刺激後25ミリ秒に発生する感覚波(P25)の振幅が有意に増加し、知覚過敏が生じていることが確認されました。この初期の知覚過敏や非同期な神経運動活動が、疾患後期における感覚・運動機能の完全な喪失につながることが示されています。

参照:MDB Neurosciences(神経科学専門サイト)
https://www.mdbneuro.com/hubfs/2025%20Case%20Studies/Case%20Study_p25%20EP.pdf【PDF】

MD Biosciencesの企業情報

MD Biosciencesは、米国およびイスラエルに拠点を置くバイオテクノロジー企業です。神経領域や疼痛分野に特化した受託研究機関として、グローバルな製薬企業や研究機関の医薬品開発を支援しています。

会社所在地 45 Prospect Street, Cambridge, MA 02139(米国拠点)
4 Eli Horovitz St. Rehovot, Israel(イスラエル拠点)
電話番号 +1 (617) 764-6555(米国拠点)
公式サイト https://www.mdbiosciences.com/(コーポレート)
https://www.mdbneuro.com/(神経科学専門サイト)
【目的・課題別】
技術力・専門性・実績のある
非臨床試験の受託サービスおすすめ3選

新薬開発において、非臨床試験の質と効率は、臨床成功率やコスト、スピードに直結します。特に近年では、「ヒト外挿性の高いデータ」「国際申請に通用する信頼性」「創薬初期での的確な絞り込み」といったニーズが高まり、CRO(医薬品開発受託機関)選びにも戦略性が求められるようになりました。
本記事では、非臨床の目的ごとにおすすめの3社を厳選して紹介していきます。

薬効薬理試験
未知の病態モデルを再現し
探索から臨床志向の薬効評価
SMCラボラトリーズ
SMCラボラトリーズ
引用元:SMCラボラトリーズ公式サイト(https://www.smccro-lab.com/jp/)
  • 未知の病態モデルを特許技術のマウスで再現・作製。マウスを使用した新規病態モデル開発に取り組んでおり、なかでも肝臓病や線維化領域で実績を重ねる。
  • がん・炎症・代謝性疾患など、多様な疾患モデルを自社で確立・運用。探索段階から臨床志向の薬効評価に対応可能。評価系や投与方法などを個別に設計し、研究者とディスカッションしながら試験プランを構築可能
  • 小ロット対応や技術的な相談体制が整っており、ベンチャー・研究機関でも利用しやすい。
安全性試験
FIH申請に向けた安全性評価を
一括対応できる
labcorp
(ラボコープ・ドラッグデベロップメント)
labcorp
引用元:labcorp公式サイト(https://jp.labcorp.com/)
  • FDA・EMA・PMDAなどの国際規制に対応したGLP試験体制を完備。ICHガイドラインに準拠した信頼性保証付きのデータを取得可能で、各国当局への申請を見据えた試験設計が可能。
  • SEG I–III や 2年間毒性など、発がん性・生殖毒性を含む長期試験にも対応する高度な専門性を有する。
  • FIHを見据えた毒性・TK・安全性薬理の一括設計・受託が可能。初回ヒト投与までの非臨床試験全体を効率よく外注化できる。グローバル創薬を進める企業にとって、コスト・リスクを抑えながら進められる体制を整える。
薬物動態試験
高精度バイオアナリシスで
臨床を見据えたPK/PD評価
フェニックスバイオ
フェニックスバイオ
引用元:フェニックスバイオ公式サイト(https://phoenixbio.co.jp/)
  • ヒト肝細胞を有するPXBマウス®を用いた薬物動態・肝代謝評価に対応。ADMEや薬物相互作用など、ヒト外挿性の高いデータを取得可能。
  • LC-MS/MSを活用した高感度なバイオアナリシスにより、血中濃度測定・代謝物同定・定量バリデーションまで一貫対応
  • 薬物動態・肝毒性・安全性を包括的に評価できる統合試験体制を構築。中分子・核酸医薬などの特殊モダリティにも柔軟に対応可能。肝代謝が開発上のボトルネックとなる化合物や、臨床導出に向けた濃度評価が重要な案件でも、定量性と再現性に優れた試験系を提供