フランスのトゥルーズに拠点を置くPhysiogenexは、代謝疾患(肥満、2型糖尿病、NASH/MASH 線維症、糖尿病性腎症、炎症、脂質異常症、心血管疾患)に特化した非臨床受託研究機関(CRO)です。2003年に設立された同社は20年以上の実績を持っており、製薬会社やバイオテクノロジー会社に対して薬効評価や作用機序解析などのサービスを提供しています。
同社は、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)や糖尿病、肥満などの代謝疾患に特化している企業であり、ハムスターやラットなど自社で開発した予測性の高い動物モデルを保有しています。この点から、臨床に近い環境における薬効試験を行うことが可能です。これまでの経験に基づいて、データの提供に加えて疾患メカニズムに対する洞察を含めた報告を行っています。
顧客の医薬品開発戦略を支援するために、独自のCROコンサルティングサービスを提供しています。このサービスにより、時間・コストを削減するとともに新薬の市場投入を支援します。コンサルティングサービスにおいては、文献検索や薬剤や治療対象に関連するデータの徹底的な分析などさまざまなサービスを提供。電話会議や現地での直接ミーティングなどを通じて、顧客との継続的なやり取りが行われます。
Physiogenexの品質への取り組みはGLPに基づいています。この点から従業員は同社の運用ポリシーを遵守することにより、一貫性があるとともに追跡可能な結果を保証する品質保証体制を構築しています。さらに同社はISO 9001:2015の要求事項を満たす品質マネジメントシステムを導入している点も特徴となっています。
同社では、マウスやラット、ハムスターなどさまざまなモデルを保有しています。
例えば1型糖尿病のラット(ストレプトゾトシン(STZ)ラット)を用いることによって、被験物質における血糖コントロールや食後血糖推移などの評価や作用機序の解明などを行えます。また、肝臓再生の評価や生存率の改善、バイオマーカー解析などを行うことを目的とした、急性肝不全モデルの提供も行っています。
特定のコラーゲン加水分解物による、食後の血糖値上昇を抑制する効果について検証しています。こちらの調査ではマウス試験が行われており、健康なマウスと肥満・糖尿病予備軍のマウスにおいて、経口投与により血糖耐性が優位に改善していることが確認されています。
ヒト臨床試験では、健康な成人及び糖尿病予備軍の男女16人を対象とした試験において、食事の30分前に5gまたは10gを摂取したところ、食後の血糖値スパイクが平均で40〜43%減少しています。
これらの試験結果からは、特定のコラーゲン加水分解物は自然なGLP-1をサポートし、代謝健康の維持に寄与する可能性があると結論づけられています。
2003年に設立されたPhysiogenexは、代謝疾患に対する前臨床CROとコンサルティングを提供している企業です。CRO業務のみではなく、研究開発のパートナーとして評価モデルや評価技術についてはニーズに応じてカスタマイズも行うことが可能です。そのほか、in vivo前臨床イメージング・サービスも手がけています。
| 会社所在地 | 280 rue de l'Hers, ZAC de la Masquère, 31750 Escalquens – France |
|---|---|
| 電話番号 | +33 (5)32-097-980 |
| 公式サイト | https://www.physiogenex.com |
新薬開発において、非臨床試験の質と効率は、臨床成功率やコスト、スピードに直結します。特に近年では、「ヒト外挿性の高いデータ」「国際申請に通用する信頼性」「創薬初期での的確な絞り込み」といったニーズが高まり、CRO(医薬品開発受託機関)選びにも戦略性が求められるようになりました。
本記事では、非臨床の目的ごとにおすすめの3社を厳選して紹介していきます。