こちらの記事では、フランスやカナダ、米国に拠点を置き創薬・非臨床研究に特化しているCROのオンコデザイン・サービスを紹介しています。同社が提供する非臨床試験受託サービスや保有する病態モデルなどについて調査してまとめています。
オンコデザイン・サービスのDMPK部門では、新たな治療薬の薬物動態と代謝(DMPK/ADME)に関する研究に取り組んでいます。これまで手がけてきた数多くの創薬プロジェクトでの経験を生かし、ADME/DMPKサービスにおける専門的なソリューションを提供しています。
同社は、高度なマルチモーダルおよび核医学イメージング技術を保有しています。この技術によって、薬物の生体内分布(バイオディストリビューション)や有効性、バイオマーカーについての可視化を行えます。さらに、小分子や抗体の放射性標識を用いた分子放射線療法の研究に強みを持っている点も特徴のひとつといえます。
オンコデザイン・サービスでは、世界中において公衆衛生上の脅威となっている新たな感染症に対抗するため、治療法や予防法の開発を支援するプラットフォームを提供しています。自社内にABSL2およびABSL3(バイオセーフティレベル)施設を備えていることから、SARS-CoV-2や結核等の病原体を用いた試験にも対応しています。
また、同社では動物福祉を優先していることから、国際的なガイドラインに基づく厳格な管理のもとで試験が行われます。
ヒトの病態を再現する多様なモデルを保有しています。例えば自己免疫疾患の研究のための非臨床CROサービスにおいては、業界標準のモデルに加えてマウスにおけるコラーゲン誘発関節炎(CIA)モデルやラットにおけるコラーゲン誘発関節炎(CIA)モデル、マウスにおける急性実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)/多発性硬化症(MS)モデル、マウスにおける寛解再発型実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)/多発性硬化症(MS)モデルなどの提供が可能となっています。
そのほか、同社では肝疾患の炎症に関する非臨床CROサービスも提供しており、肝臓炎症のげっ歯類モデルなどを提供することが可能です。
四塩化炭素(CCl4)誘発肝線維化モデルは、広く用いられているモデルです。若齢のマウスにCCl4を繰り返し投与することによって、通常生後6週間で肝繊維化が発症するとされています。
このモデルは、コラーゲンの沈着やマトリックスメタロプロテアーゼの発現調節を目的とした治療法の評価に有用とされています。広く知られている抗繊維化メカニズムのALK5阻害はコラーゲンの誘導を減少させることが知られており参照化合物として使用されます。
1955年に設立されたオンコデザイン・サービスは、創薬と前臨床試験に特化している大手CROです。フランスのほか、カナダや米国に展開。腫瘍や免疫疾患、炎症性疾患、感染症における革新的な治療法の開発への貢献を目指し取り組んでいます。
| 会社所在地 | 20 rue de la Fleuriée, 21000 Dijon, France |
|---|---|
| 電話番号 | +33 (0)3 80 78 82 60 |
| 公式サイト | https://www.oncodesign-services.com/ |
新薬開発において、非臨床試験の質と効率は、臨床成功率やコスト、スピードに直結します。特に近年では、「ヒト外挿性の高いデータ」「国際申請に通用する信頼性」「創薬初期での的確な絞り込み」といったニーズが高まり、CRO(医薬品開発受託機関)選びにも戦略性が求められるようになりました。
本記事では、非臨床の目的ごとにおすすめの3社を厳選して紹介していきます。