AnaPath Researchは、バルセロナ近郊に拠点を置き、製薬やバイオテクノロジー、農業、化学などさまざまな業界向けの研究開発サービスを提供する、グローバルなCROです。こちらの記事では、同社の特徴や保有する病態モデルに関する情報などを調査し、まとめました。
AnaPath Researchでは、新薬候補物質の安全性の確認を行うため、多岐にわたるin vivo(生体内)試験に対応しています。一般的な反復投与毒性試験や生殖・発生毒性試験、中枢系から心血管系を評価する安全性薬理試験まで対応が可能となっています。豊富な経験を持った専門チームにより、初期段階から包括的なリスク評価を実施することによって、医薬品の開発をサポートしています。
低分子化合物のほか、組換えタンパク質やモノクローナル抗体、遺伝子治療薬などの生物学的製剤(バイオ医薬品)に対する分析サービスの提供を行っています。薬物動態(PK)や、トキシコキネティクス(TK)のメソッド開発・検証に加えて、抗薬物抗体(ADA)の測定、バイオマーカーの定量といったように、規制要件を満たすための専門的な生体分析について幅広くカバーしています。
同社は、医薬品安全試験の実施基準であるGLP(優良試験所基準)の認証施設であり、信頼性のある試験データの提供を行っています。さらに、国際的な動物福祉機関であるAAALACからの認定も受けており、倫理的かつ適切な対応を徹底しています。また、長年の経験を持った品質保証チームによって厳格な監査体制が敷かれています。
AnaPath Researchは自社施設で直接試験を受託するCROです。安全性評価や毒性試験を実施するため、げっ歯類(ラットやマウス)から非げっ歯類(イヌやミニブタ、非ヒト霊長類)まで、それぞれの化合物が持つ特性に応じた多様な動物モデルを適切に選定・運用しています。
AnaPath Researchの公式ホームページでは、具体的な非臨床試験の事例は掲載されていませんでしたが、同社では多岐にわたる化合物の安全性評価試験を実施しています。
安全性評価試験に関する個別のスポンサー名や具体的な開発化合物の機密保持のため、詳細な試験事例は非公開となっていますが、同社では前身となる試験施設の時代から数十年にわたって、医薬品や医療機器、農薬といったように幅広い分野においてGLP準拠試験を実施し、各国の承認申請に貢献してきた実績を持っています。
| 会社所在地 | Barcelona, Spain |
|---|---|
| 電話番号 | +34 93 719 03 61 |
| 公式サイト | https://www.anapathresearch.com/ |
新薬開発において、非臨床試験の質と効率は、臨床成功率やコスト、スピードに直結します。特に近年では、「ヒト外挿性の高いデータ」「国際申請に通用する信頼性」「創薬初期での的確な絞り込み」といったニーズが高まり、CRO(医薬品開発受託機関)選びにも戦略性が求められるようになりました。
本記事では、非臨床の目的ごとにおすすめの3社を厳選して紹介していきます。
特許技術による新規モデル作製(特に肝疾患・線維化)や未知の病態モデルの作成など、多彩な自社疾患モデルを保有しているのが特徴。
探索から臨床を見据えた、薬効評価プランを個別設計が行えます。
「STAM™マウス」という特許モデルを保有しており、ヒトのMASH/NASHからHCCに類似した経過を示し、病態進展が20週齢時の肝癌を発症させることが可能。
2週間程度で、間質性線維症や尿細管変性、さらに炎症細胞浸潤を含む多重の病態が現れることから、抗線維化薬の初期スクリーニングモデルとして有用です。
現時点で存在しない疾患でも、独自の病態モデル開発が可能。クライアントの創薬ターゲットに合わせて、新しい病態モデルの提案をします。
国際規制に対応したGLP試験体制のもと、発がん性等の長期毒性からFIHに向けた毒性・TK・安全性薬理試験まで一括受託。ICH準拠の確実なデータで、グローバル創薬のコストと手戻りリスクを削減します。
SEG I–III(生殖発生毒性)や2年間の発がん性試験をはじめ、長期間にわたる複雑な毒性評価にも対応可能です。
初回ヒト投与(FIH)をまでを見据えた、毒性・TK(毒性動態)・安全性薬理試験までを一括で設計・受託することができます。
FDA・EMA・PMDAなどの国際規制に対応したGLP試験体制を完備。ICHガイドラインに準拠した信頼性の高いデータを取得し、グローバルな申請を見据えた試験設計を提案します。
PXBマウスを用いたヒト外挿性の高い薬物動態・肝代謝評価と、LC-MS/MSによる高感度バイオアナリシスを提供。動態・肝毒性・安全性の統合評価体制で核酸医薬等の新モダリティにも対応します。
ヒト肝細胞を有するPXBマウス®を用いた薬物動態・肝代謝評価に対応。
ADMEや薬物相互作用においてヒト外挿性の極めて高いデータを取得でき、臨床試への移行をサポートします。
LC-MS/MSを活用した高感度なバイオアナリシスを提供。微量な血中濃度測定から、複雑な代謝物の同定、厳密な定量バリデーションまでを一貫対応します。
薬物動態・肝毒性・安全性の統合評価体制を構築し、核酸医薬等の新モダリティにも対応。肝代謝が課題となる化合物や臨床導出が控える案件でも、定量性と再現性に優れた信頼性の高いデータを提供。