Selvita(Fidelta)は、創薬研究から非臨床開発まで幅広く対応する欧州のCROです。旧Fideltaの拠点を含むポーランド・クロアチアの研究施設で、in vitro・in vivo薬理、DMPK、毒性、バイオマーカーなどの試験を受託しています。
Selvitaでは、80以上の検証済みげっ歯類・ウサギモデルを用いたin vivo薬理試験に対応しています。腫瘍、感染症、炎症、呼吸器、消化器、線維症、代謝、神経、免疫など幅広い疾患領域をカバー。Proof-of-Concept、薬効、PK/PD、Target Validation、作用機序の検討など、候補化合物の開発段階に応じた評価が可能です。既存モデルだけでなく、化合物の作用機序や研究目的に合わせたカスタムモデルの開発にも対応しており、標準的な試験系では評価しにくい候補物質についても研究計画を組み立てられます。
in vivo薬理と毒性、組織病理、DMPKを連携させられる点もSelvita(Fidelta)の非臨床試験の特徴です。毒性試験ではマウス、ラット、ウサギを用い、単回・反復投与毒性、忍容性、最大耐量、用量設定などを実施。毒性評価には毒性動態、臨床病理、組織病理を組み合わせられます。薬効だけでなく、投与後の全身への影響や組織レベルでの変化まで評価できるため、候補化合物の有効性と安全性を並行して検討したい場合にも利用できます。なお、公式サイトでは現在の毒性サービスをnon-GLPとして案内しているため、GLP毒性試験が必要な場合は個別確認が必要です。
in vivo PKでは、マウス・ラットを用いた薬物動態試験に対応し、単回・反復投与、バイオアベイラビリティ、排泄、組織・CSFサンプリングなどを実施しています。PK/PDデータをモデリングやシミュレーションと組み合わせることも可能です。また、qPCR、ELISA、フローサイトメトリー、質量分析などを利用したバイオマーカー解析にも対応。薬物動態、薬効、バイオマーカーのデータを組み合わせて候補化合物の作用を多面的に評価できます。GLP/GMPに対応したバイオ分析サービスも提供しており、創薬初期の探索研究から開発段階の評価まで、一貫した研究体制を構築できる点が特徴です。
Selvitaでは、肺線維症や喘息などの炎症・呼吸器疾患モデルを用いた薬効評価に対応しています。例えば、肺線維症ではMicro-CTを利用した非侵襲的な評価も可能。画像による経時的な観察と薬効評価を組み合わせることで、治療による肺の状態の変化を継続的に確認できます。既存モデルの利用に加え、研究目的に応じた新規モデルの開発にも対応しています。
Selvitaの前身であるFideltaは、欧州の大手製薬企業から喘息、特に重症喘息を対象とするリード化合物探索を受託してきました。 約12か月のプロジェクトで、メディシナルケミストリー、in vitro・in vivo薬理、DMPK、製剤科学を組み合わせ、将来の安全性評価と候補化合物選定を見据えた研究を実施しました。複数の専門領域を連携させることで、候補化合物の探索から開発候補の絞り込みまでを総合的に支援した事例です。
| 会社所在地 | Podole 79, 30-394 Kraków,ポーランド |
|---|---|
| 電話番号 | +48 12-300-5001 |
| 公式サイト | https://selvita.com/ |
新薬開発において、非臨床試験の質と効率は、臨床成功率やコスト、スピードに直結します。特に近年では、「ヒト外挿性の高いデータ」「国際申請に通用する信頼性」「創薬初期での的確な絞り込み」といったニーズが高まり、CRO(医薬品開発受託機関)選びにも戦略性が求められるようになりました。
本記事では、非臨床の目的ごとにおすすめの3社を厳選して紹介していきます。
特許技術による新規モデル作製(特に肝疾患・線維化)や未知の病態モデルの作成など、多彩な自社疾患モデルを保有しているのが特徴。
探索から臨床を見据えた、薬効評価プランを個別設計が行えます。
「STAM™マウス」という特許モデルを保有しており、ヒトのMASH/NASHからHCCに類似した経過を示し、病態進展が20週齢時の肝癌を発症させることが可能。
2週間程度で、間質性線維症や尿細管変性、さらに炎症細胞浸潤を含む多重の病態が現れることから、抗線維化薬の初期スクリーニングモデルとして有用です。
現時点で存在しない疾患でも、独自の病態モデル開発が可能。クライアントの創薬ターゲットに合わせて、新しい病態モデルの提案をします。
国際規制に対応したGLP試験体制のもと、発がん性等の長期毒性からFIHに向けた毒性・TK・安全性薬理試験まで一括受託。ICH準拠の確実なデータで、グローバル創薬のコストと手戻りリスクを削減します。
SEG I–III(生殖発生毒性)や2年間の発がん性試験をはじめ、長期間にわたる複雑な毒性評価にも対応可能です。
初回ヒト投与(FIH)をまでを見据えた、毒性・TK(毒性動態)・安全性薬理試験までを一括で設計・受託することができます。
FDA・EMA・PMDAなどの国際規制に対応したGLP試験体制を完備。ICHガイドラインに準拠した信頼性の高いデータを取得し、グローバルな申請を見据えた試験設計を提案します。
PXBマウスを用いたヒト外挿性の高い薬物動態・肝代謝評価と、LC-MS/MSによる高感度バイオアナリシスを提供。動態・肝毒性・安全性の統合評価体制で核酸医薬等の新モダリティにも対応します。
ヒト肝細胞を有するPXBマウス®を用いた薬物動態・肝代謝評価に対応。
ADMEや薬物相互作用においてヒト外挿性の極めて高いデータを取得でき、臨床試への移行をサポートします。
LC-MS/MSを活用した高感度なバイオアナリシスを提供。微量な血中濃度測定から、複雑な代謝物の同定、厳密な定量バリデーションまでを一貫対応します。
薬物動態・肝毒性・安全性の統合評価体制を構築し、核酸医薬等の新モダリティにも対応。肝代謝が課題となる化合物や臨床導出が控える案件でも、定量性と再現性に優れた信頼性の高いデータを提供。