株式会社日本シノバイオロジカルは、抗体や組換えタンパク質の開発・製造を強みとするバイオテクノロジー企業です。創薬研究向けの各種試験・解析を受託しています。非臨床試験全般の受託や代理店としての仲介対応については確認が必要です。
日本シノバイオロジカルは、抗体医薬品や組換えタンパク質の研究開発を支援する多彩な技術基盤を保有しています。CHO細胞やHEK293細胞を用いたタンパク質発現、ハイブリドーマ法、ファージディスプレイ法、シングルB細胞解析などに対応しています。また、SPR/BLIによる分子間相互作用解析、ELISA、FACS、細胞ベースの活性評価なども実施可能です。抗体候補の作製から機能評価まで幅広く対応でき、非臨床段階における医薬品候補の選定や有効性評価を効率的に進められる点が強みです。
ISO 9001やISO 13485などの国際規格に基づく品質管理体制を整えています※1。GMPクリーンルーム設備や最大1,500Lのバイオリアクターを備え※2、少量の研究用試料から大規模な抗体・タンパク質生産まで対応可能です。また、HPLCなどの分析機器を活用し、純度や生物活性などを厳格に管理しています。ただし、GLP適合施設としての認証は公式サイトで確認できないため、GLP準拠の安全性試験を依頼する場合は個別の確認が必要です。
※1参照元:株式会社日本シノバイオロジカル公式サイト/品質管理システム(https://jp.sinobiological.com/category/quality)2026年10月時点
※2参照元:株式会社日本日本シノバイオロジカル公式サイト/ラージスケール抗体生産の受託サービス(https://jp.sinobiological.com/services/large-scale-antibody-production-service)2026年10月時点
日本シノバイオロジカルは、グローバルに展開するSino Biologicalグループの技術基盤を活用し、創薬初期から非臨床段階までの研究開発を支援しています。抗原設計、抗体作製、遺伝子合成、タンパク質精製、分析法開発などを組み合わせ、研究目的に応じた受託サービスを提供しています。試験設計からデータ解析、関連文書の作成まで対応できる点も強みです。
大腸がんの組織構造や遺伝的特徴を再現する三次元培養モデルです。がん細胞の増殖や薬剤応答の解析に活用できます。日本シノバイオロジカルでは、モデルの培養・評価に必要な増殖因子や抗体などの研究用試薬を提供しています。
乳がん組織の特徴を三次元培養で再現し、がんの発生機序や抗がん剤の作用を研究するためのモデルです。腫瘍の多様性を反映した薬効評価などに利用されます。同社は培養に必要なサイトカインや増殖因子、解析用抗体などを提供しています。
日本シノバイオロジカルのグループでは、抗IL-17抗体医薬品を対象とした抗イディオタイプ抗体の開発実績があります。ファージディスプレイ技術を活用し、競合スクリーニングと通常のスクリーニングを組み合わせて、ウサギ由来のモノクローナル抗体を作製しました。得られた抗体は標的の抗体医薬品に特異的に結合し、ヒトIgGとの交差反応を示しませんでした。さらに、競合型・非競合型の抗体を取得し、高感度な抗体ペアアッセイへの応用にも成功しています。抗体医薬品の薬物動態解析などに役立つ技術です。
| 会社所在地 | 神奈川県川崎市高津区溝口1-19-11 グランデール溝口706 |
|---|---|
| 電話番号 | 044-400-1330 |
| 公式サイト | https://jp.sinobiological.com/ |
新薬開発において、非臨床試験の質と効率は、臨床成功率やコスト、スピードに直結します。特に近年では、「ヒト外挿性の高いデータ」「国際申請に通用する信頼性」「創薬初期での的確な絞り込み」といったニーズが高まり、CRO(医薬品開発受託機関)選びにも戦略性が求められるようになりました。
本記事では、非臨床の目的ごとにおすすめの3社を厳選して紹介していきます。
特許技術による新規モデル作製(特に肝疾患・線維化)や未知の病態モデルの作成など、多彩な自社疾患モデルを保有しているのが特徴。
探索から臨床を見据えた、薬効評価プランを個別設計が行えます。
「STAM™マウス」という特許モデルを保有しており、ヒトのMASH/NASHからHCCに類似した経過を示し、病態進展が20週齢時の肝癌を発症させることが可能。
2週間程度で、間質性線維症や尿細管変性、さらに炎症細胞浸潤を含む多重の病態が現れることから、抗線維化薬の初期スクリーニングモデルとして有用です。
現時点で存在しない疾患でも、独自の病態モデル開発が可能。クライアントの創薬ターゲットに合わせて、新しい病態モデルの提案をします。
国際規制に対応したGLP試験体制のもと、発がん性等の長期毒性からFIHに向けた毒性・TK・安全性薬理試験まで一括受託。ICH準拠の確実なデータで、グローバル創薬のコストと手戻りリスクを削減します。
SEG I–III(生殖発生毒性)や2年間の発がん性試験をはじめ、長期間にわたる複雑な毒性評価にも対応可能です。
初回ヒト投与(FIH)をまでを見据えた、毒性・TK(毒性動態)・安全性薬理試験までを一括で設計・受託することができます。
FDA・EMA・PMDAなどの国際規制に対応したGLP試験体制を完備。ICHガイドラインに準拠した信頼性の高いデータを取得し、グローバルな申請を見据えた試験設計を提案します。
PXBマウスを用いたヒト外挿性の高い薬物動態・肝代謝評価と、LC-MS/MSによる高感度バイオアナリシスを提供。動態・肝毒性・安全性の統合評価体制で核酸医薬等の新モダリティにも対応します。
ヒト肝細胞を有するPXBマウス®を用いた薬物動態・肝代謝評価に対応。
ADMEや薬物相互作用においてヒト外挿性の極めて高いデータを取得でき、臨床試への移行をサポートします。
LC-MS/MSを活用した高感度なバイオアナリシスを提供。微量な血中濃度測定から、複雑な代謝物の同定、厳密な定量バリデーションまでを一貫対応します。
薬物動態・肝毒性・安全性の統合評価体制を構築し、核酸医薬等の新モダリティにも対応。肝代謝が課題となる化合物や臨床導出が控える案件でも、定量性と再現性に優れた信頼性の高いデータを提供。